葬儀以外でもお経をあげる!?

日本国内では、熱心な仏教徒だけでなく、普段の生活において自分が仏教徒とは思っていない人々も、葬儀の際は仏式を選ぶ傾向が長年続いています。公益財団法人全日本仏教会がまとめた2017年度の仏教に関する実態把握調査報告書によると、仏教信者でも葬儀や法要に何が必要なのか分からないと回答したのは50代で47.3パーセント、20代では75.2パーセントです。これが一般人になると、50代で51.1パーセント、20代では84.9パーセントに達しています。

こうした背景があるために、多くの場合は専門の葬儀社に葬儀を一任することになります。葬儀の際に唱えられるお経については、宗派をしっかり確認できたら葬儀会社にお寺や僧侶の手配まで任せることができます。

葬儀にお経は欠かすことができませんが、本葬だけでなく、さまざまな儀式ごとに唱えられます。まず故人を自宅などに安置したときにあげていただく枕経ですが、省略する地域もあります。お通夜の際にもあげていただき、本葬後に火葬場で故人を炉に送り出す際に上げる釜前、遺族や親族で執り行う収骨の儀であげる還骨法要、そして初七日に上げるお経と、合計6回読経していただく場合もあります。

回数は宗派や遺族の意向などによって異なります。著名人などの場合は告別式が執り行われますが、このときも読経が必要となります。お経を唱えていただく時間は儀式によって異なります。